「解けた」という実感から始まる自信の積み重ね
入塾テストなし——この一点だけでも、個別指導塾学び舎まこと草津本校が他の多くの塾と異なる立場をとっていることがわかる。現在の学力にかかわらず受け入れを行い、一人ひとりの理解度に合わせた個別カリキュラムを教室長・髙尾誠氏が直接組み立てていく。「問題が解けた」という小さな達成感の積み重ねを通じて、学ぶことへの前向きな姿勢を引き出す指導スタイルだ。
小学生から高校生まで一貫して通い続けられる環境を草津で整えており、学年が上がるごとに塾を変える必要がない。「同じ先生にずっと見守ってもらえる」という声は、子どもだけでなく保護者からも聞こえてくるようで、長期的な関わりが安心感を生む構造になっている。
受験・検定・相談まで、一つの教室で幅広く対応
中学受験・高校受験・大学受験の各段階に対応した受験対策を、志望校の出題傾向を分析したうえで個別に計画する。英検・漢検・数検などの検定対策も同じ教室内で完結し、目標とする級に合わせたスケジュールで着実に準備を進めていける。定期テストや実力テストに向けては、教室長が出題範囲を自ら把握したうえで授業を設計している。
志望校選びに迷う家庭には、現在の成績・得意不得意・通学環境などを整理しながら進路の方向性を一緒に考える相談の場も設けている。夏季講習・冬季講習を含めた学習計画についても話し合えるため、「受験の流れ全体を相談できる場所がほしい」というニーズにも応えられる体制だ。
発達障害や不登校への指導経験が、この塾の守備範囲を広げている
発達障害のあるお子様に配慮した落ち着いた室内環境を意識的に整え、集中しやすさや気持ちの切り替えやすさにも目を向けながら指導を行っている。不登校への対応経験も豊富に積んでおり、特性や状況に応じたカリキュラムの調整が可能なのは、個別指導という形式ならではの強みだ。「学習についていけるか不安」「一般的な塾では難しかった」という声を持つ家庭の入口として機能している。
個人的には、受験対策から福祉的な配慮まで一つの教室がカバーしている範囲の広さが、取材を通じてもっとも印象に残った点だった。障害特性に理解のある塾を探してたどり着いた、という声が実際に出ているようで、選択肢の少なさに悩んできた保護者にとっての受け皿になっているようだ。
教室長15年超の指導経験が生んだ「土台づくり重視」の方針
髙尾教室長は、学力を伸ばす前にまず「学ぶ姿勢や考え方の土台を整える」ことを運営方針の核心として掲げている。自己肯定感や考える力、挑戦する姿勢を育てることが使命だという言葉は、代表あいさつのページにストレートに記されている。成績向上という結果よりも、子どもが自分の力で未来を切り拓いていける状態をつくることを目指した指導姿勢だ。
15年以上にわたって草津の子どもたちと向き合ってきた経験が、つまずきやすいポイントの事前把握や、個々のペースへの繊細な対応として授業に反映されているという見方もできる。学ぶことへの前向きな気持ちそのものを引き出す関わり方は、通塾した子どもたちの変化として周囲にも伝わっているようだ。


